香港に訪れたなら、
一度は味わいたい、
ワゴン式飲茶(の雰囲気)。
食事を楽しむというより、
その雰囲気を楽しむ!
と言う方が、
合っているんじゃないかと
思ってしまうくらい、
香港ローカルの活気を
肌で感じることができる。
そんなワゴン式飲茶の
代表格のようなお店、
「蓮香楼
(Lin Heung Tea House)」
が、2月末で結業* というから、
* 「結業」=閉店すること。
「一度も行ったことがない」
という友人と
一緒に行ってまいりました。
ってな、その日の夜に、
2月末でクローズ、
3月1日から名前を変えて
リニューアルオープン!
のニュースを
発見してしまうんだが、笑。
確かに、
これだけ繁盛していて、
クローズするわけないか!
見よっ!
ボーーーッとしてたら、
椅子にも座れないし、
食事にもありつけない、
まさに、
弱肉強食の世界です、笑。
店員さんは優しいけれど、
案内やケアは
一切してくれないので、
目星をつけた席に貼りつき、
そこが空くのを待ち、
前の方が席を立ったら、
すかさず滑り込む、笑。
店員さんに、
新規の客だよ!という
アピールも欠かさずに。
アピールすると、
新しい食器類と、お茶、
點心* 用の用紙をくれます。
* 「點心(ディムサム)」=点心のこと。
お茶で食器類を洗い、
準備を整えて、
點心がやってくるのを待ちます。
ワゴンがやってきたら、
紙を持って、席を立ち、
自ら蒸籠の中身をチェック。
食べたいものだったら、
ワゴンのおばちゃまに伝えて、
紙にスタンプを押してもらいます。
そうして、
ようやく點心をゲット!
他の人たちがいなければ、
簡単な作業と思われるが、
あの人だかりを
掻き分けてゆくのだから、
結構なパワーを使う、笑。
こんな戦争のような
店内ではあるけれど、
皆さんの優しさを
大いに感じることのできる
空間だったりもする。
店員さんは、
日本人とわかると、
一生懸命
日本語で話しかけてくれるし、
「お嬢さん」って言われたYO!笑。
相席になった、
おじちゃまやおばちゃまも、
たぶん毎日通っているんじゃないかと思われる!
お茶を入れてくれたり、
荷物の心配してくれたりと、
めちゃくちゃ面倒を見てくれる。
おじちゃまの手。
點心以外のご飯や麺系は、
メニューを見て、
店員さんに口頭で頼むんだけど、
隣のおじちゃまに、
「我哋想食呢個」
「わたしたちはこれが食べたい」の意。
と伝えたら、
代わりにオーダーしてくれた。
本当に優しい♡
「干炒牛河」、安定の美味しさ!
一食するのに、
相当なエネルギーを使う。
店内が見事にうるさいので、
大声で話さないと聞こえない。
もちろん荷物を
置いておく場所なんてないし、
綺麗な服で行った日には、
タレでも飛ばされて泣きを見る。
そんなお店だ。
でも、
この他人との距離の近さや、
渦巻く熱気や活気、
ぶっきら棒な優しさなんかに触れると、
わたしは、
やっぱり香港が好きだな〜♡
と感じる。
さすがに毎日行きたいとは
思わないけれど、笑、
一度はぜひ味わって欲しい、
この活気!!!
3月1日からは、
「蓮香茶室」
に名前を変えて、
リニューアルオープン。
こういうお店が
どんどん姿を消していっている昨今。
まだまだこれからも、
この雰囲気を
味わうことができると思うと、
嬉しくってたまらない。
毎日は行かないけれどね、笑。
蓮香楼(Lin Heung Tea House)
住所:160-164 Wellington St., Central
電話:(852)2544-4556
ウェブ:なし
地図:https://goo.gl/maps/wn4grcUSvpE2
最寄駅:上環駅E1出口、中環駅C出口、または、香港駅C出口
* 「Open Rice」という、飲食店の情報を集めたウェブサイトです。
こちらから予約ができる場合もありますので、ぜひ覗いてみてください。
* 「地図」には、Googleマップのリンクを貼っております。
気に入ったもの、気になるものがございましたら、
ぜひ場所を保存などして、観光ルートを考える際にお役立てください。
* 投稿時の情報のため、変更になっている場合もございます。
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